ハムスターを飼うために必要なものの一つにケージがあります。
このケージですが、安易に買ってしまうと、後で買い換える羽目になってしまいます。
ケージの種類(①水槽タイプ、②金網タイプ、③プラスチックタイプ)それぞれの特徴を知り、最適なケージを選んで下さい。
また、ケージの大きさについて注意が必要です。
水槽タイプのケージ
水槽ケージのメリット・デメリットをまとめてみました。
水槽ケージのメリット
水槽タイプのケージは、縦に深いのでハムスターが外に出ないのが特徴です。
ガラスでできているので、プラスチックタイプとは違い、ケージ内のハムスターの様子をはっきり見ることができます。
水槽ケージのデメリット
水槽ケージは重いので持ち運びがタイヘンです。
私は毎日2箇所に移動させていますが、水槽タイプは重いので子供には運ぶのが難しいと思います。
運んでいる途中で落とす可能性が高くなりますね。
ケージを洗う時に重いので洗いづらいというのもデメリットです。
金網タイプのケージ
金網ケージのメリット・デメリットをまとめてみました。
金網ケージのメリット
金網タイプのケージは、軽量なので掃除がしやすいのが特徴です。
側面も金網なので、通気性がよく、夏の湿気が苦手なハムスターには最適なケージです。
金網ケージのデメリット
夏場は快適に過ごせる金網ケージですが、冬場は寒すぎるというデメリットがあります。一長一短ですね。
ハムスターと言えば前歯が特徴ですが、本能で金網をかじる習性があります。かじることで前歯を痛める可能性があるので心配になります。
また側面が金網だと、簡単にケージをよじ登り不安が増えます。
特にハムスターは夜行性なので、よじ登ったり下りたりする音が大きく、人間の睡眠時間を妨げるので置き場所などの工夫が必要です。
側面が金網だと、ケージ内の食べ物や床材などが、ケージの外に出ていることもたまにあります。
プラスチックタイプのケージ
プラスチックケージのメリット・デメリットをまとめてみました。
プラスチックケージのメリット
プラスチックタイプのケージは給水器やホィール(回し車)などがセットになっているので初めてハムスターを飼うのに適しています。
側面はプラスチックで、金網部分は上だけなので、よじ登ったりできないようになってます(2階建ての場合は背が高くなるとよじ登られることもあり)。
軽いので持ち運びが便利。部屋の移動や毎日の簡単な掃除のときも、子供でも運ぶことができます。
私もプラスチックタイプのケージを使用していますが、気に入っています。迷ったらプラスチックケージがおすすめです。
プラスチックケージのデメリット
プラスチックタイプは透明ですが、水槽のガラスタイプと比べると、角の部分が若干すりのようになり見づらいこともあります。
肉眼で見ると見えますが、カメラで撮影するとプラスチックを経由すると荒く写ります。内側もたまには掃除しましょう。
ケージは種類が色々ありますが、比較小さなものが多いです。
ゴールデンハムスター(キンクマ含む)はジャンガリアンやロボロフスキーなどと比べて大きくなるので、必ず大きいプラスチックケージを買いましょう。
2階建てのだと上の金網に上ることもあり、歯と両手だけで雲梯(うんてい)のようにぶら下がっていることがあります。
金網タイプと同様、ハムスターの背が高くなってきたら、2階建てをやめる工夫が必要です。
ケージの大きさについて
ハムスターの種類によって、小さいままのハムスターと、大きく成長するハムスターがいます。
ケージの大きさ | |
ドワーフハムスター | 横幅35cm以上☓奥行25cm以上☓高さ20cm以上 |
ゴールデンハムスター | 横幅40cm以上☓奥行30cm以上☓高さ25cm以上 |
ドワーフハムスターは小さいケージでも飼えますが、ゴールデンハムスター(キンクマ含む)だと1ヶ月後に急に大きくなり始めるので、最初から大きいケージを買うようにして下さい。
買い始める前に、先にどの種類のハムスターを飼うのか、飼うことを決めたハムスターは大きくなるのか?を知っておくことが必要です。
「ハムスターを飼うための準備・飼育グッズ」に戻る