ハムスターは夜行性だということは、漠然とは知っていましたが、いざ飼ってみると、想像以上に夜型でした。
実際に飼ってみてわかったハムスターの夜行性について紹介します。
「ハムスターの1日のスケジュール」を知ると、どれだけ夜行性かがわかる
ハムスターがどれだけ夜行性であるかは、「ハムスターの1日」を見ればよくわかります。
時間 | ハムスターの行動 |
6時ごろ | ハムスターが寝始める時間 |
13時〜16時 | 基本寝ているが、たまに水を飲んだり、エサの残りを食べに来る |
18時ごろ | ボーっと起き始める |
21時ごろ | 活動開始 |
22時〜1時ごろ | 回し車を回り続ける |
1時〜6時ごろ | エサを食べたり、回し車を回ったりしている |
6時ごろ | 夜明けとともに就寝 |
朝の6時頃寝て、夕方から起きたり寝たりして、21時(夜9時)ごろから本格的に活動します。
これを見てわかることは、人間と昼夜が逆転しているといういことです。
夕方にたまに起きてくる時に、ケージ内のフンの掃除をしたり、簡単に遊ばせたりすると、その後はまた寝て、夜の21時〜22時ごろから再び起き始めるという流れです。
特に飼い始めの頃は、ほとんど寝ています。1週間から2週間ほど飼うと、成長により起きている時間が少し増えます。
ハムスターが夜行性なのは、野生の習性が残っているから
ハムスターはなぜ夜行性なのでしょうか?その理由は野生の習性が残っているからです。
野生のハムスターは、体が小さいので色々な生き物に狙われます。そのため誰もが寝静まった夜中に行動していました。
夜になると驚くほどの距離を走り回っては、エサを見つけ頬袋(ほおぶくろ)に入れ、次のエサを探して行きます。最後は穴を掘って巣穴に隠しています。
あんな小さな体で1日10kmほど歩くそうです。ビックリですね。
このような夜中に行動する習性が、今でも習性として残っています。
ハムスターの夜行性は、子供には楽しめず、仕事をしている人には最適
ハムスターはあれだけ可愛くて癒やされるのに、起きている時間が人間と逆転しているため、その可愛らしさの全てを知ることができないのが難点です。
子供にハムスターが夜行性であることを理解させる必要がある
子供がハムスターと遊びたいのに、ほとんど寝てばかり。
夕方にエサやりや掃除をする時がふれあいタイムですが、まだ眠そうで、すぐに寝てしまいます。
ハムスターが完全に目覚めるのが21時ごろになるので、子供が寝る時間にやっと本格的な行動になります。
子供が強引に起こしたりするとハムスターにはストレスになり、平均寿命まで生き続けることが難しくなります。
そのため、子供にハムスターの夜行性についてを理解させる必要があります。
未就学児童よりは小学生の方が理解できるかと思います。
仕事をしている人や夜型人間にはハムスターを飼うのに適している
仕事をしている人は、朝起きて仕事に行き、夕方もしくは夜に帰宅します。
出勤している時間帯はハムスターは寝ているので、特にお世話をする必要はありません。
ハムスターが活動を始める時間になると、人間の帰宅時間になるので、丁度エサをあげたり、掃除をすることができます。
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