ペットとして飼われるようになったハムスターは、今でも野生の習性や生活が残っています。
この習性や生活は、実際に飼ってみるとよくわかります。その一つでよく分かるのは家(巣箱)です。
家(巣箱)は寝るスペース以外に、エサを隠したり、フンをしたりしています(ただしオシッコだけはトイレでしています)。
その理由は野生のハムスターの習性や生活が残っているからです。その理由を紹介します。
ハムスターが家(巣箱)に色々なもの隠すのは、巣穴で生活していたから
ハムスターは家(巣箱)にワラやウッドチップなどを持って入り、自ら部屋をカスタマイズして生活しています。
これは野生の時のハムスターの特性が関係しています。
元々ハムスターは地面に穴を掘って、その穴の中に食べ物を隠したり、寝たりしました。
野生のハムスターが洞穴でしていたこと
- 寝るための部屋
- トイレ(フン)
- 食べ物を隠しておく場所
野生のハムスターは洞穴を3箇所堀り、この3つ物を分けて使っていました。この習性が今のハムスターでも見られます。
ただペットとしてハムスターを飼う場合、ケージの中には家(巣箱)しか狭い空間はありません。
そのため、家(巣箱)の中に寝る部屋、食べるための場所、トイレ(フン)をしているのです。
もしケージの中に3つの部屋があれば、寝る場所、トイレ、食べ物を隠す場所をそれぞれ使い分けるのかもしれません。
フンが家(巣箱)の中に多い理由
ハムスターはフンを色々なところにしますが、一番多いのは家(巣箱)の中です。
これは狭い洞穴でフンをしていたという野生の時の習性が残っているからです。
その他、胃から腸までが短いのですぐにフンがでるのと、おしっこよりはフンは汚く感じていないからというのがあります。
もう一つ、自分のフンがあると落ち着くというのがあります。
以上の理由から、食べ物とフンが隣り合わせにあることが多いです。
人間からフンを見ると汚く見えますが、ハムスターにはフンは汚くないものと言えます。
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