ハムスターがペットして飼われるようになったのはいつ頃のことでしょうか?
実は日本にやってきたのは結構最近なのです。
どのようにして日本にやってきたのか?またペットとして飼われるようになったのはいつか?
ハムスターの歴史についてまとめてみました。
1797年:ハムスターが文献に初登場
ハムスターについて世界の記録を見てみると、初めて文献に登場したのは今から約200年前ごろの1979年になります。
スコットランドの医師・博物学者であるアレクサンダー・ラッセル氏が書いた文献にハムスターが初登場。
ハムスターの仕草が可愛くて癒やされる、ほお袋にエサをためた表情などが記されています。
1839年:ハムスターの標本が初めて学会に提示される
初めてハムスターの実物標本が学会に定時されたのは1839年になります。
1880年:ハムスターがペットとして最初に飼われる
今から140年前の1880年に初めてハムスターがペットとして飼われました。
最初に飼われたのはシリアのジェイムズ・ヘンリー・スケーン氏です。彼がハムスターを捕まえて、ペットとして飼いました。
ハムスターを複数飼っていたので、子供をたくさん生みますが、30年後には全員が亡くっています。
1930年:ゴールデンハムスターの先祖が発見
シリアで動物学者アハロニ教授が、1匹のメスと12匹の子どもハムスターの家族を捕獲しました。
オス1匹、メス2匹の交配が繰り返され、どんどん子どもを生み、1年後には150匹にもなったそうです。
これがゴールデンハムスターの祖先になります。原産国がシリアなのはそこから来ています。
1931年〜1938年:母子ハムスターの一部をイギリスに持ち込まれ飼われる
捕獲されたハムスター家族の一部がイギリスに持ち込まれ、1938年にはロンドン動物学会によりさらに繁殖されます。
その後、ペットして一般の人も飼育するようになりました。
1938年:実験用動物としてハムスターがアメリカに持ち込まれる
1931年に発見した母子ハムスター以後、どんどん子供たちが増え、ロンドン動物学会でさらに増え続けます。
それが切っ掛けで、今度はアメリカにハムスターが実験用動物として持ち込まれました。
1939年:実験用動物としてハムスターが日本に持ち込まれる
初めて日本にハムスターがやってきたのは、今から80年以上前の1939年です。
実験用動物としてアメリカから輸入され、歯の研究用として活用されました。
1938年にイギリスからアメリカから持ち込まれ、それから1年後の1939年に日本に持ち込まれたことになります。
1965年〜1970年頃:ペットして日本で飼われるようになる
1965年頃にエキゾチック・アニマルとして紹介され認知度がアップし始めます。
それから1970年頃までの5年間で日本でもペットして飼われるようになりました。
日本にハムスターがペットとして定着したのは今から約50年ほど前になります。
人に飼われるようになってから、野生のハムスターにはない毛色や柄も誕生しています。
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